訪問トリートメントに伺います。
新庄に隣接する市町村、または、熱い気持ちにお応えして、村山地方や、庄内地方へ。
オイルをポケットに、タオルをかついで こんにちは。
もともと訪問の形からはじめたHannaですので、フットワークの軽さが自慢です。
今は、一度トリートメントルームに来ていただいたお客様から、家族にも受けさせたい、というリクエストで伺うことも増えてきました。
目の前の人が嬉しいと、わたしも嬉しい。
単純で一番大切なこの気持ちをモチベーションに。
一度でも「?」と思われたら、それでお終い。
この一回は、もう一回はやってきません。
毎日毎回、良い手であるように、試行錯誤は続きます。
そして。
今日は?
おばあちゃんの「ん~いがったや~」(新庄の方言で「あ~!良かった~!」の意味)
よかったー。
予約をくださったお家のお嫁さんもにこにこ。お姑さんのおばあちゃんもにこにこ。
みんなで玄米茶を飲んで帰ってきました。
さて。
明日も、前掛けキュッと結んでがんばろっと。
4年ぶりに予約をくださったお客様。
小柄なおばちゃんのお客様です。
予約の際の電話で「ご無沙汰しててごめんなさい。」なんて大変恐縮して言われるけれど、
そんなことより。
覚えてくれていて、また予約を下さったことがすごく嬉しい。
つかれたら、また行こう。
がんばったから、また行こう。
そう思ってもらいたい場所です。
「やっぱり来てよかった。足首が軽ーくなった。足首がまわるー」
とにっこり。
「はぁー お茶がおいしい」
トリートメント後の一服。
また来ます、とお帰りになりました。
「久しぶりの予約ですみません」と、たまに言われますが、
そんなことは全くなく、
いつでも来たいときに、どうぞいらっしゃいませ。
Hannaをオープンして、5年目を迎えます。
1年目、トリートメントルームがあることがうれしい毎日。
2年目、これは仕事である、とやっと自覚をする。
3年目、3.11。 虚無感。。。自分を見失っていたところ、お客様に発見される。
4年目、やっと認知されだし、市民権を得た、ような気がしているのですが、どうでしょう。
5年目。3名のお客様宅への訪問トリートメントから始めたHannaは、5年目を迎えました。
自分の町に、くらしのなかにこんな場所があったらいいな、と思い創めました。
アロマテラピートリートメントは新庄ではまだくらしの中にある、というより、
お出かけ先や旅行に行ったとき宿泊先などで受けるもの、そしてそれは比較的高い料金であるという認識が一般的です。
手ごろな料金のアロマテラピートリートメント、気取らずに足を運んでリフレッシュできて、またがんばろうと思える場所、
つかれたらあそこに行こう、と思える場所、そういう場所をつくろう。そんなことを胸にして4年間。
自分ではそうは思うもののお客様にはどう伝わっているのだろう、、、
「ん~~ またがんばっかなー」
大きく伸びをしながらつぶやかれたお客様のひとり言は、
とても嬉しいもので、また心新たに精進していく勇気をくれました。
調子よく動き、あれ、なんで調子がいいんだっけ?
と思い返すと、
いくつか前の行動。
活けていたコブシの花が終わったので、枝をバチンバチンとはさみで切っていたら、枝からフレッシュないい香りがしていました。
その香りのせいでした。
植物はすごいなーと、単純に、そしてしみじみと思いました。
あれ、なんで調子がいいんだっけ?
あーあの人に会ったからか、というバージョンもあります。
どちらの場合も共通するのは、こちらが気づかないほどには押しつけがましくないことです。
取り入れたい要素ですが、無理をするとぎこちなくゆがみそうなので、
感じるたびに、こういうのがいいなと思うことにしています。
好きな言葉は、『そっとしておく思いやり』